2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

安心を記述すること

ドッグフード、添加物の入っていない、安心して使えるようなものを いろいろ探しているんだけれど、なかなかいいものが見つからない。 子犬だし、そんなに量食べないからコストは度外視でいくにしても、 ドッグフードには安心に対する需要がそんなに無いから…

科学は真実を記述するのが苦手

犬に発情が来た。 犬を飼うときは避妊手術をするのが常識になっているのだそうで、 今は出来るだけ早期の手術を行うやりかたが主流になっているらしい。 発情前に手術を行うと、将来的に乳腺腫瘍のリスクが減る 避妊手術を行ったほうが、わずかであるが寿命…

圧力ゲームの遊びかた

「感情や力に訴える」「論理で詰める」「第三者の力を利用する」。 この3つのやりかたは、それぞれじゃんけんのような 相補的な関係を持っていて、世の中は「圧力のじゃんけん」 を繰り返しながら廻っている。 強弁とか恫喝、あるいは弱さを強調するようなや…

藤枝市立病院が不正受給 保険医療機関取り消し

静岡県の藤枝市立総合病院の歯科口腔(こうくう)外科で、五年間に約一億二千二百万円の診療報酬の不正受給があったとして、厚生労働省と静岡社会保険事務局は二十一日までに、健康保険法に基づく同病院の保険医療機関の指定を取り消す方針を固めた。静岡地…

ドクターハックのやりかた

誰かを操作するための一般解というものは存在する。 操作したい誰かが持っている技能や社会的な立場、おかれている状況、 使用可能なリソースなどに応じて、人の振る舞いには必ず最適なやりかた というものが生じる。 自由意志の介入は、確率論的な行動選択…

安全工学と技術の癌化

技術が成熟していくと、技術それ自体が生み出す富よりも、 その技術に対する間違った期待感とか、技術者の名声に対する 盲目的な信頼なんかを利用した商売のほうが、圧倒的に大きな利益を生むようになる。 ノイズがシグナルを駆逐する 「たらいまわし」なん…

ネットワーク依存性と老化の関係

高齢の患者さんというのは自立が難しくて、 行政であったり医療者であったり、もちろん患者さんを取り巻く家族であったり、 様々な人を結ぶネットワークの「ノード」として、その存在を保っている。 「死に筋」と「生き筋」 たとえば昨日まで元気だった90歳…

動物を動かすスクリプトと意識

犬の訓練士を養成する学校では、「動作をどうやって分解するのか」 を学ぶのだそうだ。 犬に「遠くにあるダンベルをくわえて持ってくる」という動作を教えるときには、 たとえば以下のように動作を分解して、これを順番に教え、統合していく。 ダンベルのほ…

「生きてきた私」を言祝ぐ技術

極端に幸福な、あるいは不幸な人生を送った人には「系の中で、あなたのニッチはユニークでした。 あなたが自分の人生をどう感じたのかは、私の知ったことではありませんが」 ほどほどの人生を送った人には「あなたの代わりはいくらでもいますから、世の中何…

「みんな」に対する考えかた

「みんな」を商売の取引相手として考えるのか、 それとも既成事実を構成するための、単なる部品として考えるのか。 CTを買った 今度入ったCTスキャンは、定価の 9割引 で購入できたのだそうだ。 田舎の小さな民間病院。徳洲会とか、大きな病院グループじゃあ…

新技術におけるピーターの法則

新しい技術は、最初「マニアックな技術者の玩具」として世の中に登場する。 登場したばかりの頃、新しい技術は「遊び」によって牽引される。 遊びを通じて多様性を獲得したその技術は、それを面白がるユーザーを増やしていく。 技術の使いこなしであったり、…

「笑い声」が聞こえる頃

最近ちょっと思うのは、ブランドというものを作ろうとするにあたっては、 顧客に対するスタンスを明確にしなければならないなということだ。 (中略)明確にした上では、当然ながら、お客さんを「断る」こともありうる。 むしろ明確になればなるほど、それと…