2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

体育会という議論手法

空気が読めない人が増えている 正しい論理ばかりまくし立てたってしょうがない。 議論というのは、論理だけでは勝ち負けは決められない。 肺をみる医者。骨をみる医者。外科と内科。先輩と後輩。 集中治療室では、様々な立場の人が、様々な「看板」を背負って…

削る研修と育てる研修

民間病院の臨床研修 1年生の頃はひどかった。 入職してから、オリエンテーションに10日間。そのあとは、右も左も全く分からない病棟でいきなり30人持ち。 できるわけが無い。患者さんの把握をしようにも、名前一つ満足に覚えられない。新患など入った日には…

マインドマップでお仕事

しばらく前からマインドマップでカルテを書いている。 集中治療室には、いわゆる「カルテ」は担当する科の主治医がつける。ICUの医師は交代制なので、 その日の朝のミーティングから、次の勤務帯に引き継ぐまでの間の覚え書きをつけるだけ。 何かイベントがあ…

HFOVの原理と臨床

プレゼンテーションを作った。 来週から実際に使う。 HFOVの原理と臨床 興味のある人、何人ぐらいいるんだろう…。

HFOVクイックガイド

現在、うちのICUには R-100という呼吸器のデモ機が入っている。 この機械はHFOV(高頻度換気)という小児科で使われる古い呼吸器モードを 備えた呼吸器なのだが、成人でも使えるだけのパワーを持っているところが 新しい。 BILEVELが広まって以後、人工呼吸器…

初心者の手技はなぜ怖いのか

エルステ寿司 昔の外科では、どこの病院でも「エルステ(初めての)寿司」という 習慣があった。 初めての虫垂炎。初めての胆摘。若手の外科医がなにか新しい手術の執刀医となったとき、 あるいは新任の外科の先生が新しい病院での第一例の執刀医となったときに…

転職先で教えてくれない3つのこと

勤務先で「いい人」になるために 勤務する科を変更して1ヶ月。 もともとの循環器内科から、いまは集中治療室。 1年生の頃から、外科をやったり、救急をやったり。いくつもの科を転々としてきたけれど、もう慣れた。 新しい職場に移るとき、迎えてくれる側は…