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丈夫なシステムについて

大学病院に入局した昔、田舎の電源事情は妙に悪くて、停電は日常だった。雷が落ちると病棟の電気が消えて、エレベーターに看護師さんが閉じ込められたり、大学のインフラは案外貧弱だったのだけれど、業務はあまり止まらなかった。非常用発電機の音を聞きな…

タスクの階層化について

Google が提供しているToDo のサービスが、個々のToDo を階層化して管理できることに気がついてから、けっこう便利に使っている。 単純なリストを並べるのと、それを階層化するのとでは、ことにToDo リストにおいては意味合いが大きく異なってくる。階層構造…

多勢を使いこなせる人

専門家と呼ばれる人は、「効率よく弱いものいじめができる人」でなくてはいけないのだと思う。 対峙した問題に対して、投じる物量は少ないに超したことはないけれど、少ない物量で問題に当たることは、もしかしたら専門家でなくてもできる。 物量が不足して…

炊事のロジスティクス

大学時代の6年間、そもそも外食できるところがない田舎だったから、ずっと自炊をしていたけれど、今から思うと、あれは自炊ができていたとは言えなかった。 冷蔵庫にあるものを眺めて、とりあえず食べられる何かを作る、あるいは料理の本を眺めて、材料を揃…

約束志向について

恐らくは「最新の約束が最重要」というルールで、お客さんの問題を解決していくやりかたが、サービスとして、 顧客を最も快適にするのではないかと思う。 病棟移動のこと ずいぶん元気になった患者さんがいて、過去に何回か入院した経験を持つ方で、この人か…

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もうすぐ家が建たなくなる

何となくだけれど、自分たちの業界では、もうすぐ「家が建たなくなる」予感がする。 業界からは、「いわゆる大工さん」がいなくなる。 煉瓦を積む専門家だとか、かんなをかける専門家はたくさん生まれるだろうし、 そうした「部分の専門家」の腕前は、おそら…

今年面白かった記事

アルファブロガー・アワード2008:ブログ記事大賞 に関連して。 自分の知らない世界 id:chnpkさんはどのくらいの強度でスト2を遊んでいたのだろうか 「ぷよぷよ」で知人が強すぎたとき テレビゲームに関する文章。自分のテレビゲーム体験は高校生の頃までで…

若い人はご飯が遅い

外来もようやく一段落して、14時だとかその後半だとか、ずいぶん遅い時間になって、 アルバイトに来てくれている若い先生がたは、やっとお昼ご飯を食べに、医局に戻ってくる。 ベテラン勢、それでも自分が一番年下なんだけれど、この仕事をずいぶん長くやっ…

はてなからの写真貼り付け

画像アップロードサービスは、実はすごく便利だったかも

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画像投稿テスト。今15ヶ月ぐらい。 後ろから。 去年の5月頃。 壁紙用

赤い本が来た

サンフォードの感染症ガイドブック2008年版。毎年出版される感染症治療のガイドブックで、 版が変わるたびに表紙の色が変わる。今年は「赤表紙に黄色い文字」という狂った仕様。 17ページ:旅行者下痢症に対して推薦される治療薬が、ラテンアメリカとアフリ…

「要するに」が社会を滅ぼす

「国家の運営」みたいな複雑なものを、指導者の人が間違った単純化に走って しまうと、虐殺が起きたり、あるいは単純化の犠牲なる人が増えるんだと思った。 伝記を読んだ 「ぽる・ぽと―ある悪夢の歴史」という、カンボジアの独裁者を扱った 伝記を読んだ。ポ…

ラボで成功する法則

自分が何をしているのかさっぱりわからない時でも手際よく作業する。 実験結果には再現性がなければならない。つまり常に同じところで失敗する必要がある。 はじめにカーブを描き、次にプロットせよ。 経験とは、壊した器具・装置の数に比例する。 実験デー…

ホームページ更新しました

心エコーのみかたを一部改訂しました。 新しい技術についての記載はせず、今までの内容をほとんどそのまま継承して体裁のみ整えています。 個人的にティッシュードップラーのような新しいエコーの技術には興味がないのと、自分にその技術もないので。 内容の…