エンジニアに求められるもの

@IT掲示板ログから。

コミュニケーション能力を重視したいですね。 プログラマの中には、一緒に仕事をしている仲間がどういう仕事をしているかということに興味すら持たない人が多いように思います。自分の仕事は他人に手出しさせず完璧にこなす代わり、他人の仕事には一切手を出さない。
専門的な技術知識は、これから就職される方ならそれほど重要ではないと考えています。新しい技術はどんどん登場してきますから、今もっている知識もそのうち使えなくなります。今持っている知識が少なくても、仕事の中でどんどん知識を吸収していける人のほうが長続きします。

技術力や感性/熱意といったものよりも、技術者同士のコミュニケーション能力を重視している人が多いことに驚かされた。自分の業界(主に一般内科)と同じだ。

これが、専門性の高い科になればなるほど腕がものを言う世界になるのだが。

腕のない自分のような人間には「腕力で相手を黙らせる」ことなど出来るわけもなく、交渉力を生かせる一般内科系への進路はある種必然ともいえた。

口先だけなら「CVの穿刺が上手なことと、上手な医者をいつでも呼べることとは同じだ」などとうそぶけるのだけれど、やはり手技の上手な先生はうらやましい。

総合臨床、救命救急、一般内科といった特定の疾患に対する専門性を持たない科では、自分の腕のなさをコミュニケーション能力でカバーすることが出来る。実際問題、腕の立つ専門科の先生は自分の腕の見せ所を常に求めているものなので、頼んで断られることはまずない。

困るのは仕事を他科に依頼すればするほど自分のプライドが擦り切れてくることで、そんなものを簡単に捨てられるほど自分はまだ人間が出来ていない。

この人もうだめだから、一般内科の先生たちで好きに診てもらっていいよ。 重要な部分は全部やってあげるから、患者さんのフォローよろしくね。

一般内科医を潰そうと思ったら、この2つの言葉を1年も繰り返せばそれで済む。ただし、専門家にそれだけの腕があることが前提だが。